試される真価、漂う迷走感と勝利の幸運に揺れるイングランドの夜
イングランドはEURO2025準決勝でイタリアに劇的な逆転勝利を収めたが、その内容は決して称賛に値するものではなかった。
試合を通じて戦術的な一貫性や創造性を欠き、選手間の連携も不十分で、終始混沌とした展開だった。
サリナ・ヴィーグマン監督は機能しない戦術に固執し、交代策も遅れた。
それでも後半アディショナルタイムにアジェマンが同点弾を決め、延長戦ではケリーがPKのこぼれ球を押し込み勝利を掴んだ。
イタリアは堅守で応戦し、勝利目前まで迫ったが、最後は運に見放された。
この勝利は計画的な戦略の成果ではなく、個々の才能と偶然に支えられたものだった。
イングランドは決勝でスペインまたはドイツと対戦するが、今大会で見せた不安定な内容では厳しい戦いが予想される。
未来は若手に託されるべきであり、現体制の限界が露呈した試合だった。
