永島昭浩が語る日本代表の次戦戦略と選手起用の展望

概要

日本の1次リーグ突破の可能性は十分にあると著者は考えている。
その理由は、西野監督が推進する先発メンバーの固定化しない戦術にある。
過去のブラジル大会では、固定化により選手の体力消耗や敗退につながった経験を踏まえ、西野監督の戦略は適切と評価している。
著者は、1戦目コロンビア、2戦目セネガルと引き分け、最終戦ポーランドに勝利し勝ち点5を獲得できる青写真を描く。
その根拠は、直近のパラグアイ戦で先発出場した岡崎の存在だ。
岡崎の積極的な守備的動きやプレッシャーは、日本代表の攻守の共通意識を高める役割を果たしており、彼の役割は非常に重要である。
また、1、2戦目は守備的に戦い、岡崎の決定力にかけ、少ないチャンスを生かしたいと考えている。
最終戦のポーランドには、体力面の不安を抱える中で、運動量を最大限に生かす戦法を採るべきだと提言している。
ポーランドのパスやレバンドフスキへの攻めを封じ、乾のドリブル突破や総力戦で勝機をつかむことを期待している。
西野監督はすでに全23選手を起用し、次の試合に向けた選手起用のパズルを完成させると予測している。
著者の推奨先発は、安定感のある東口、守備範囲の広い植田、長友、吉田、酒井宏ら守備陣に加え、長谷部、山口、柴崎の中盤、攻撃陣は原口、乾、香川を軸にし、前線は岡崎を中心に大迫との2トップも検討している。

ポイント

1. 西野監督の戦術は先発固定を避け、多様な選手起用で流動的な戦い方を推奨している。これにより体力消耗や固定化のリスクを回避している。
2. 日本はコロンビア、セネガルと引き分け、ポーランドに勝利の青写真を描き、岡崎の守備と攻撃で勝ち点を稼ぐ戦略を重視している。
3. 運動量勝負と相手のパス戦術に対応し、乾のドリブルや守備的選手の起用で最終戦の勝利を狙う方針を示している。

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